15 今日から本格的にサンドブラストの仕事を紹介をします。

2008/05/11 16:16

 

        今日はサンドブラスターの話。

初めに・・・今日の記事は、面白くありませんよ。

サンドブラスト彫刻の事を知ってもらう為に始めたブログなので、誰にでも分かりやすくする為に作品的に紹介してきましたが、そろそろ本格的にサンドブラストに関する事の全て、例えばサンド・ブラスター等の機材、彫刻の素材の生地、5つ以上ある技法、販売の方法、ガラス彫刻教室の開講方法など、をボチボチ書いていきます。まず初めに一番肝心なサンドブラスターについて書いてみましょう。

サンドブラスターには吸い込み式タイプと直圧式タイプがあります。
日本の場合は吸い込み式ブラスターが主流ですが、このタイプのブラスターは工業用のブラスター(錆や汚れ落し、バリ取りや研磨用)の転用でガラス彫刻には向いていません。
そのあたりの事も含めて書いていきます。
では、二つのタイプのブラスターの比較からです。

下の図は吸い込み式ブラスターの構造図です。
構造を簡単に説明すると、アイロンに使う霧吹きと同じで、強力な空気の流れを作ると、下に溜まっている水が吸い込まれ霧状になって出て行きます。
その原理と同じで水の変わりに、砂(研磨材)を吸い込ませ噴出させます。
下の図のコンプレッサーからの矢印が空気の流れで、Aが噴出している砂ですね、この噴出している砂をガラスに当てる事で彫刻します。
このように吸い込み式ブラスターは集塵BOX自体がブラスターになっています。

では吸い込み式ブラスターの特徴を説明・解説します。
吸い込み式ブラスターを正常に働かす為には200リットル/分以上の空気の量が必要になります。 
そのに大量な空気量を作るには、3相電源を必要とする3馬力程度のコンプレッサーが必要になり、また、集塵機も後付け(外付け)の物ではなく、ブラスター自体に内臓された物でないと働きが悪くなります。 

これは吸い込み式ブラスターは集塵BOX自体が、ブラスターなので設計の段階から計算された集塵装置でないと、ブラスター自体の働きに影響が出ます。 
(ここに書いた吸い込み式ブラスターは本格的な工業用のブラスターの事です) 
このような点から、本格的な吸い込み式ブラスターの機材は設備が大掛かりになり、個人の作家の道具と言うよりは、露光機を加えて加工業の設備といえます。 

直圧式ブラスターの構造はとても簡単で2図の右のタンクのような物がブラスターです。Bは集塵BOXで直圧式ブラスターの場合は単なる箱です。
図で分かるように、コンプレッサーからのエアーを二つの分けて、一方は上から砂を押さえもう一方はノズルホースに流れ、落ちてくる砂をノズルから噴出します。

では、直圧式ブラスターの特徴を解説・説明します。
直圧式ブラスターの構造は、砂を入れる容器(タンク)で、その砂を入れたタンクに圧力をかけて、ノズルから砂を噴出させる、このような簡単な構造なので、使う空気の量は70リットル/分程度で十分働きます。 
この空気の量は1馬力のコンプレッサーで十分作れますので、家庭用の電源で動くコンプレッサーがつかえます。 

また、集塵BOXはただの箱なので(砂やガラスの粉が飛び散らないようにする為)彫刻する素材の形で大きさ、形状を変えれば器、小さなグラスから1m以上の大きな板ガラスまで自由に彫刻する事ができます。
極端な例では部屋自体をブラスター室とすれば、巨大な数メートルもある板ガラスに彫刻することも可能です。 
この点からも、直圧式ブラスターは作家向けだと言えます。 

メンテナンスについて 
吸い込み式ブラスターは砂を循環させる為にBOX内部にマスク等を捨てる事ができません。異物が詰まると砂の循環できずに故障してしまいます。 
また、BOXタイプの吸い込み式ブラスターは構造が直圧式ブラスターと比べて、かなり複雑にできています。( 故障すると素人ではなおせない。)
このような事から、個人の作家向けとは言いがたいです。 

直圧式ブラスターは、前に書いたように単なる砂を入れる容器(タンク)の上下に穴を開けて、2つの空気の流れで一方は砂を上から押さえ、もう一方は下から出る砂を横から飛ばすだけです。 
そのような簡単な構造なので、故障はゴミをタンクに入れなければ起こりません。 
タンク以外の配管(バルブ類)は、水道用品で十分働くうえに、故障はバルブ等の磨耗で起こるぐらいなので誰にでも簡単に交換できます。 

これらの事から分かるように、本格的な吸い込み式ブラスターは設備・機材を良くすればするほど、サンドブラスト作家の道具ではなく、加工業者用の道具になっていきます。 
直圧式ブラスターは、基本的なブラスターに後付で色々な機能を持たすことができ、作家1人ひとりの好みのブラスターに改良する事ができます。 
また、前に書いたように集塵BOXの大きさや形を変えることでできます。 

このような事から、直圧式ブラスターは作家の道具と言えるブラスターです。
次回はいろいろな、直圧式ブラスターを紹介します。


宣伝です。
明日から日本橋人形町の”人形市”が始まります。
人形市なのにガラス屋が出店する・・・?ですね、不思議に思う方は見に来て下さい、人形の供養がおこなわれる大観音寺の前で、glassワタベが出店しています。
40数店が出店していて、皆さんは人形を販売しています。
ウチはガラス屋ですが・・・


まだまだ、日本サンドブラスト工芸協会の展示会もやっていますので、人形町へ。
お待ちしています。

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14 サンドブラスト工芸協会・第1回硝子彫刻展・受賞作品。

2008/05/11 16:14

 

今日は被せガラスの作品を紹介する予定でしたが、先日から宣伝している、日本サンドブラスト工芸協会・第1回硝子彫刻展の受賞作品を紹介します。

もう一度説明します(シツコク)と日本で初めての、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家だけのガラス工芸展で、審査員もサンドブラスト作家とガラス生地メーカーの方達です。
北海道から九州まで、日本中からサンドブラスト作家が参加しています。展示されている点数は40点とあまり多くないのですが、力作ばかりなので時間がありましたら、ぜひ見に来てください。

東京会場・glassワタベ 03-3808-0050
10月1日~10月17日
AM10:00~PM6:00(最終日PM3:00)

群馬会場
高崎シティギャラリー 027-328-5050
10月19日~10月24日
AM10:00~PM6:00(最終日PM3:00)

では、受賞作品を紹介します。
ガラス彫刻展 大賞 宙吹き被せガラス大皿 虎   作者・渡部 かな子

9歳の時から、サンドブラスト彫刻をはじめると言う環境で育ったので、年齢は若いが18年と言う作家経験がある。
この作品は虎のボディを彫るのに磨きと貼り戻しを十回位繰り返したうえに、特殊なマスキングをして毛の質感を表現した。
またコンセプトとして、圧倒的存在(強力な存在)の虎も、我が子を見るときの自愛に満ちた優しい眼差し、その目を表現したそうです。

ガラス彫刻展 準大賞 宙吹き内外被せ花器 カトレア  作者・齊藤 広美

宙吹きの分厚い被せガラスの部分に、深い彫りのカトレアを彫刻して、磨きを加えてより重なりを強調してあります。
器の外側には横に走るジブレを施し、モチーフと外界との差を際立たせています。
コンセプトは水に濡れている器の感じ’ で、内側と外側のモチーフと、外側の生地を磨く事で透明度を高め、濡れている感じを表現したそうです。

優秀賞・WISH (願い)  作者・枋木秀行

ご存知な方も多いと思いますが、日本で有数な板ガラス彫刻家・枋木秀行氏の作品です。ガラスの切断、磨き、接着、デザイン、発想などに枋木氏独特の技と感性があります。彫刻だけの評価ではなく全体的な評価では圧倒的な存在感ですね。

優秀賞・お洒落して 作者・木村桂子

画家でもある、木村氏の独特な感性の世界とでも言うのでしょうか、見る人をひきつける‘ナニカ’があるようです。
難しい宙吹きの被せガラスを素材に使っていながら、その感性を表現する、しっかりした技術の裏づけがありますね、薔薇が独特な世界を作っています。
  
優秀賞・宙吹き花器 ひまわり 作者・東條裕志

写真の角度と写りが悪いのですが、一番表現のし難い、ひまわりの中心は3種類の彫り方をして写実な表現ができています。
花の中心と外側の?の彫との対比が上手くできていて‘ひまわり’の感じが良くでていますね、ひまわり専門の作家としても、十分通用するレベルです。

サンドブラスト工芸協会・第1回硝子彫刻展・受賞作品の紹介でした。
これら優秀賞以外にも素晴しい作品が、まだまだありますので、ぜひ見に来てください。お待ちしています。

次回からは本格的に、サンドブラスト彫刻の機材、技法を説明・解説していきます。
楽しみにしていて下さい。

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13 ビンの変身

2008/05/11 16:09

 

今日は昔作っていた酒ビンを変身させた(加工)作品を紹介します。
10年から15年前の話ですが、その当時は面白い酒ビンが豊富にあり、ガラス彫刻の素材として、とても魅力的でした。
(もう1つ魅力的な事は値段が、ただ同然だった事です。)
クリスタルのデカンタが簡単に捨てられていたりし他時代で、ここだけの話ですが、その当時はビンの集荷場が・・・に見えました。

その当時、大きく新聞に取り上げられて、教室のとても良い宣伝になったのですが、職業を作家ではなく、ビンの再生家と書かれ、困った覚えがあります。
(作家に戻るのに何年もかかりました?)

では、ビンの作品紹介をしましょう。

この写真はマスキングをしているところです。このようにまとめて仕事をします。
マスクを貼って→マスキングをして→カットをして→彫刻です。
四角いビンは泡盛のビンだと聞いています。真ん中のビンは銀河高原ビールのびんですね、あとはグラスと小鉢です。


これも日本酒のビンで、デカンタになる酒ビンです。


ブルーの四角いビンは、上で紹介した瑠璃色のビンと同じで沖縄の泡盛ビンだと聞いています。作っているのは東京の江東区ですが・・・


モチーフはカワセミです。
このビンは日本酒の5合ビンです。清酒月桂冠だと思いますが・・・とても良く売れた花瓶です。周りにあるのも普通ではない変わったビンばかりです。


泡盛のビンが変身しました。
葡萄の彫刻をしてある、大きめな一輪挿しとなりました。


このランプは何でできていると思います?
今は、なんと言って宣伝しているのか分かりませんが、焼酎貴族トライアングルと言っていた酒ビンです。
簡単な浮き彫りをする事で、このようなランプに変身します。
ビンの変身Ⅱです。

このようにビンの底にサンドブラストで穴を開けて、ランプのキットを通します。
難しいですよ、左の花瓶は20ミリぐらいの厚みがあるので、熱で膨張して割れてしまう事があります。


日本酒のビンを2ヶ所(上と下)でカットして、ランプのホヤにしています。


ただのグラスをひっくり返してランプのホヤですね、電球は5ワットを使っていますのでグラスが熱くなりません。

これでまだまだ一部です。
シェードを使ったスタンドや上から吊るすランプのホヤなど、まだいろいろあります。機会がありましたら、徐々に紹介して行きます。

次回は、今流行の被せガラスの段彫り彫刻の話をします。
楽しみにしていて下さい。

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12

2008/05/01 16:10

 

       プロの技、左手で彫る。

前々回の記事で集塵BOXの中の仕事を紹介しましたが、今回から本格的にサンドブラスト彫刻の実演を続けます。
集塵BOXの中の写真が多くなりますので、作品紹介はちょっとお休みになります。

サンドブラスト彫刻で皆さんはノズルを持つ手、右手の動きを重視しますが、右手はノズルを保持するだけです。

沈め彫りは素材に対して常にノズルが真っ直ぐです。
逆レリーフ、浮き彫り、重ね彫りと、技が難しくなればなるほど左手の動きが(彫りの角度は左手で作る)複雑になり、重要になります。
右手でノズルに角度を持たせて彫ると、必ずその角度はずれてしまいます。それで右手のノズルは固定して、素材を持つ左手で砂を当てる角度を持たせると、その角度は動きません。
試してください。

今日のブログで紹介するのは左手の動きです。

使う生地は酒ビンです。
酒ビンに彫刻して、ビンの頭を切り花瓶に変身させます。

モチーフが転写されているゴムのマスクと、ビン切りの為のゴムのヒモです。
この紐状のゴムをガイドラインにして、ビンを切っていきます。


ヒもの上のラインがビンを切るところです。
ヒもが2本あるのは上がビン切りで、下の細いラインは最後の仕上げで砂をかける部分です。


マスキングのガムテープを貼って、カットも終了しました。


彫りに入りました。
まず、葉脈の彫りからです。



これも葉脈です。


まだ葉脈です。


葉脈の仕事が終わり、左手でマスクを剥がしています。


左手ばかり使う仕事です。


仕事を早くする為の、彫りです。
この部分を先に彫ると、両方の葉が一遍に彫る事ができます。


葉の重なり部分が彫り終わり、次の葉の葉脈を入れています。

葉脈が全て入り、葉を全部剥がしています。
右手の形を見てください、ノズルを人差し指で保持しています。

これで半分ぐらいが終了しました。
葡萄の彫刻が終わりましたら、ビンの上部をカットするところまで紹介します。
次回は最後(完成)まで紹介できるか・・・ですね。

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11

2008/05/01 16:09

 

今日の写真は台湾の国立工芸研究所でのレッスン風景です。
透明な集塵BOXを使って彫刻の実演をしているところです。
        
周りにいる人のなか(レッスンを受ける人のなか)には、篆刻や竹工芸、翡翠の有名な彫
刻家の老師もいます。


通訳の方が一生懸命説明しているところです。


この赤いタンクのような物が中国製の直圧式のブラスターを、ワタベ式に改造した物で、全部で10台用意されていました。
木の箱のような物が集塵BOXです。
真ん中にある、アクリル製のBOXが透明な集塵BOXです。・・・
静電気が凄く(ホントウに凄かったです)あまり使えませんでした。
このBOXで彫りの実演をして、TVカメラで撮り放送する予定でしたが・・・でした。機会を作り台湾でのレッスンの様子を記事として載せていきますので、楽しみにしていて下さい。

       サンドブラスト工芸協会とは  

10月11日~17日まで、日本サンドブラスト工芸協会展が始まります。念願の、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家の、サンドブラスト作家だけの展示会です。

ガラス工芸に詳しい方はご存知でしょうが、作家人口がとても多い割にはサンドブラスト彫刻は工芸として扱われていません。
その為に、他のガラス工芸の作品展に応募するしか、自分達の作品を評価してもらう方法がありませんでした。

この事はとてもふざけた話(哀しい話)で。そのような作品展に応募しても、サンドブラスト彫刻の仕事を全く知らない人達が審査をします。例えば、陶芸家や織物作家、宙吹きガラスの作家など、このような人達が作りかたも知らないサンドブラストと言う技法の審査をします。
そのような作品展に出展すること自体が、とても哀しいことですが世間の人達のアッピールする為、作家としての目標の為に、最近は応募している人達が増えています。

余談です。
宙吹きの作家達(私にとっては生地屋さん)と話をしていて、公募展の話になり、サンドブラスト界の実情を話すと、有名な宙吹きの作家先生にサンドブラスト彫刻の審査をしてもらう事のどこが悪いの?と言われましたことがありました。
こんな物なんですよ! 作家の感性、無神経なところは、自分達の技が絶対的に一番だと思っています。
砂が、どう出るのかも知らない素人に審査、それすら疑問に感じない人達・・・
その時は、‘あんた達’の展示会の審査を私がしてあげるよ・・・彼らは、私のところに来なくなりました。
(最近宙吹きの生地がなくなった、一つの理由です)

話がズレました、元に戻します。


ここで初めて、サンドブラスト彫刻の審査をサンドブラスト作家とガラス関係者(生地メーカー)が審査する硝子彫刻展が開けます。

その展示会を主宰する。日本サンドブラスト工芸協会の趣旨の一部分を載せますのでご覧ください。

  日本サンドブラスト工芸協会設立の目的について

一部のガラス工芸に関わる方を除いて、“サンドブラストによる作品”がどのようなものであるか、どれだけの人が知っているでしょか?また、サンドブラストを知っていたとしても、ガラス工芸として認識している人はおそらく少数でしょう。
残念ながら、これが現状ではないでしょうか。
私達は、この現状を打破するため、そしてサンドブラストという新しい工芸を確立するため、この協会を立ち上げました。

もう一つ、大きな目的としてサンドブラスト作家の交流、および技術向上があります。
サンドブラストが時に工芸として否定される大きな理由の一つに、技術の問題があります。
サンドブラストとはどういった技法なのか、またどのような可能性があるのか、ということがまだ一般的には知られていない事が原因でしょう。
私は、技術の向上に必要なのはサンドブラスト作家間の交流、および個々の作家の修行という二点が必要だと考えています。

サンドブラスト硝子彫刻の認知度が低い理由に、サンドブラスト作品のみを扱った展示会、またはイベントがほとんどない、ということが挙げられます。
他の工芸品では、デパートでの常設、または各団体によるイベントなど、作品発表、また販売の場が確立しており、常にその工芸品を見たり、買い求めたりすることが可能です。
言い換えれば、作品発表、また販売の場、またそれらにまつわ宣伝などを通じて、工芸は人々に認知されている、という側面があるということでしょう。

本協会では、サンドブラスト彫刻作品を全国から集めた、全国
規模の展示会を開催することを企画しています。
東京を起点に、北海道から九州へ展示会を何か所も移動させ、同時に一定の集客率を
確保できるよう宣伝していきます。
このような展示会を毎年開催し、また少しずつ規模を拡大していけば、必ず工芸としてのサンドブラストは認知されていくでしょう。

このような展示会の開催は、第一の目標のみならず、第二の目的である作家間の交流にもつながっていきます。
各地で開催することにより、地域を越えた作家同士の交流が可能になります。
これにより、技術面はもちろんのこと、教室や工房経営、集客、宣伝方法、如何に教えるか、など様々な面で情報交換ができるよになるでしょう。
同時に、協会の技術水準が上がれば、自然とこの展示会がサンドブラスト作家の目標になります。
他の工芸を考えてみてください。必ず、登竜門的な展示会なり、イベントがあるはずです。
この全国規模の展示会が、将来、サンドブラスト作家の目標になれば、“サンドブラストとはどのような技法か”という点も明確になるでしょう。

日本では、“伝統”は重んじますが、新興の工芸に対して援助する制度は、皆無に等しいといえます。
他の伝統的な工芸に対しては国が援助していますので、すでに産業化し、その為修行の場も、技術交流の場も用意されています。しかし、サンドブラスト工芸には、まだそれがありません。
本協会の目的は、工芸の確立と発展に必要なこれらの場を、協会の皆さんと創っていくことにあります。


日本サンドブラスト工芸協会と言うものがあります。
http://j-sandblast.com/index.html
サンドブラスト作家達の集まりで、会員は北海道から九州まで60人以上のサンドブラスト作家だけの集団です。
発足して2年目ですが、念願のサンドブラスト作家だけの工芸展を開くことができました。
純粋にガラス彫刻だけ、審査員も他の工芸家を入れずサンドブラスト作家とガラス関係者(生地メーカーの方)だけです。
これは、日本では初めての事だと思います。
日本で初めての、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家だけの工芸展です。入場は無料、販売はしません。
皆さん、ぜひ見に来てください。お待ちしています。


サンドブラスト彫刻という新しいガラス工芸を見に来てください。



東京会場は10月11日~17日までです。
高崎会場は10月19日~24日までです。


来場者が投票してくれた作品を”お客様人気トップ賞”とし、その作品に投票してくれた方の中から抽選で1名の方を選び、協会から素敵なサンドブラスト彫刻作品をプレゼントします。

と いうような事もやりますので、楽しみにしていて下さい。

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10

2008/04/26 17:00

 

ガラスを削るとは。
ガラスを彫刻すると言うと、必ず言われるのが江戸切子が出てきますが
、サンドブラス
ト彫刻は回転している円盤ではなく砂(研磨材)を圧縮空気の力で吹き飛ばして、ガラ
ス面にぶつけガラスを削っていきます。
まだ100年程度の歴史しかない、とても新しいガラス彫刻技法で一般には、まだまだ
知られていません。
実際には、どうやって仕事をしているのかを説明したいのですが、
口で説明したり、文章
で書くとまず分かりませんので写真を使い説明します。

集塵BOXの中の仕事。

ゴムのホースの先の白い部分がノズルと言いまして、ここを通して砂が噴出します。
カットしてあるマスクの一部分を剥がして砂をかけ、ガラスを削っています。


これは、次に彫る部分を剥がしている写真です。
このように、仕事は集塵BOXの中で仕事をしてしまいます。
もう少し説明しますと、ゴムを左手で剥がしながら、右手で持ったノズルで砂(研磨材)を当てながら順に彫刻していきます。


次の彫る部分のマスクが剥がし終わり、生地を持ち替えてノズルに手を伸ばしているところですね。


写真を取り込むのを間違えてしまいましたので、同じ物を使わしてもらいました。
彫って→マスクを剥がして→また彫る・・・の繰り返しです。


今日の沈め彫り作品は、ネコです。
いろいろな生地(素材)に、いろいろなポーズの猫達を集めてみました。

今まで何回も出てきている、東京都の伝統工芸品の被せガラスを使っています。
二層のガラス(銅赤の被せガラス)に、沈め彫りでネコの彫刻を施しました。


この小鉢の色はルリと言いい、江戸を代表する色と言われています。(生地としては一番難しい色です。)


透きガラスにネコの彫刻です。
沈め彫り技法はこのように、いろいろな形と、いろいろな生地の厚さに関係なく彫刻することが出来ます。


ちょっと厚手のクリスタルの生地にネコです。

次回は、沈め彫り技法をもう少し専門的に書くか、次の技法の紹介をするかです。
次回を楽しみにしていて下さい。


日本サンドブラスト工芸協会と言うものがあります。
http://j-sandblast.com/index.html
サンドブラスト作家達の集まりで、会員は北海道から九州まで60人以上のサンドブラスト作家だけの集団です。
発足して2年目ですが、念願のサンドブラスト作家だけの工芸展を開くことができました。
純粋にガラス彫刻だけ、審査員も他の工芸家を入れずサンドブラスト作家とガラス関係者(生地メーカーの方)だけです。
これは、日本では初めての事だと思います。
日本で初めての、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家だけの工芸展です。入場は無料、販売はしません。
皆さん、ぜひ見に来てください。お待ちしています。


サンドブラスト彫刻という新しいガラス工芸を見に来てください。



東京会場は10月11日~17日までです。
高崎会場は10月19日~24日までです。


来場者が投票してくれた作品を”お客様人気トップ賞”とし、その作品に投票してくれた方の中から抽選で1名の方を選び、協会から素敵なサンドブラスト彫刻作品をプレゼントします。

と いうような事もやりますので、楽しみにしていて下さい。

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2008/04/26 16:58

 

ありがとうございました。
皆さんのお陰で無事にガラス市は終わりました。次回は来年の4月にです。
奇跡的に3日間全部、晴れという信じられない事がおこりました。
これも、このブログを始めたからですね?これからも頑張ります。

では、サンドブラスト彫刻技法の説明・解説を少しずつ進めていきます。
今日はカットの方法ですね、その前に、沈め彫りのサンドブラスト彫刻作品の続き
を紹介します。

沈め彫り作品Ⅱ


大きさが1メートル以上で地の厚さが8ミリの板ガラスです。
地の厚さが12ミリ位あれば、逆レリーフという技法が使えるのですが、彫りの深さ
が8ミリは必要なので、沈め彫り技法で彫刻した作品です。
テクニック的には逆レリーフの方が上級(花の膨らみを彫りで表現する)ですが、生
地が薄い板ガラスにはこの技法になります。



とても凝った彫刻をした板ガラス作品です。
センターの作品は沈めほりを施していますが、周りの彫刻は浮き彫りを施している
とても贅沢な板ガラスの作品です。



これはとても珍しい生地で、5層のガラスが重なっている被せガラスです。
被せガラスの説明も、このブログで詳しくしますので(被せガラス段彫り技法)楽し
みにしていて下さい。
彫ると、いろいろな色が出てきますので、独特は表現ができます。(生地は外国製)



今まで紹介してきた作品は大きい物ばかりですが、このように可愛らしい生地に可
愛らしいモチーフはいかがですか?
この可愛い猫のモデルはウチに住んでいます。



これは2層の被せガラスに、沈め彫りでネコを彫っています。
2層のガラスなので彫る事で、表面の赤いガラスが削れて地の透明な部分(砂をか
けているので白くなる)が出てきます。
白と赤のコントラストが良いと思いませんか。


技の解説に入ります。
今回、紹介するのはカットの方法です。


写真を見てください。
薬指を支点にしています。
ゴムのマスク(厚さ0.7ミリ)をカットしますので、しっかりした支点を作らないと、カ
ッターに力が入りません。この点が独特なカット方法です。



前から写した写真です。
カッターの刃は30度を使用しますので、少し手前に倒しています。



薬指を支点にすることで、長いラインを一遍にカットする事ができます。
花のラインや茎を一遍にカットする事で、自然で柔らかいカットの線ができます。



上から見た写真です。

トレースアップ→トレースダウン→貼り→マスキング→カット→彫刻→完成です。
カットが終わりましたら、いよいよ彫刻ですね、次回は実際に彫刻している写真を紹介します。
長い写真が続きますが、楽しみにしていて下さい。

宣伝です。
日本サンドブラスト工芸協会と言うものがあります。
http://j-sandblast.com/index.html
サンドブラスト作家達の集まりで、会員は北海道から九州まで60人以上のサンド
ブラスト作家だけの集団です。
発足して2年目ですが、念願のサンドブラスト作家だけの工芸展を開くことができま
した。純粋にガラス彫刻だけ、審査員も他の工芸家を入れずサンドブラスト作家と
ガラス関係者(生地メーカー)だけです。
これは、日本では初めての事だと思います。
日本で初めての、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家だけの工芸展で
す。みなさん、ぜひ見に来てください。入場は無料、販売はしません。


サンドブラスト彫刻という新しいガラス工芸を見に来てください。



東京会場は10月11日~17日までです。
高崎会場は10月19日~24日までです。


来てくれた方が投票してくれた作品を”お客様人気トップ賞”とします。
その作品に投票してくれた方の中から抽選で1名の方を選び、協会から素敵なサ
ンドブラスト彫刻作品をプレゼントします。

と いうような事もやりますので、楽しみにしていて下さい。

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2008/04/26 16:57

 

ガラス市2日目です。

天気は最高ですね、晴天で涼しいので野外のイベントではこれ以上は無いと言うぐ
らいの天気です。
本来は1目になるのですが、どうなるのか楽しみです。
今日からは、墨田区の区民祭りも始まるので、相当な人の出が期待できます。
では、二日目はどうなったのでしょうか・・・



朝の9時頃です。
まだテントを空けていないブースもあります。
ガラス市は午前10時~午後4時の6時間しかやっていません。イベントとしては短
い時間帯ですが、電気(電灯)の問題もあるのでこの時間帯です。
この時間だと関係者しかいません。開店の準備をしているところです。



何時間か経ちこうなりました。
これがいつものガラス市の風景です。
これでもいつもの状態より人の出が少ない方ですね、天気が良すぎて遠出してし
まっているのでしょうか。
本当に人の出が凄い時は、この通路が人で埋まってしまう瞬間があります。
それがないですね、ただこれでも昨日とまるで違っているので、一安心です。



一寸だけ、ウチのブースの写真です。
良い状態ですね、これが1日続いてくれると・・・ですが、まー無理でしょう。
でも、頑張ります。



他のブースも見て見ましょう。
かなり良い状態です。



良い感じで二日目が終わりました。最終日の明日がどうなるか、楽しみですね。
二日目の報告です。

少し宣伝です。
日本サンドブラスト工芸協会と言うものがあります。
http://j-sandblast.com/index.html
サンドブラスト作家達の集まりで、会員は北海道から九州まで60人以上のサンド
ブラスト作家だけの集団です。
発足して2年目ですが、念願のサンドブラスト作家だけの工芸展を開くことができま
した。純粋にガラス彫刻だけ、審査員も他の工芸家を入れずサンドブラスト作家と
ガラス関係者(生地メーカー)だけです。
これは、日本では初めての事だと思います。
日本で初めての、サンドブラスト作家による、サンドブラスト作家だけの工芸展で
す。みなさん、ぜひ見に来てください。入場は無料、販売はしません。


サンドブラスト彫刻という新しい工芸を見に来てください。



東京会場は10月11日~17日までです。
高崎会場は10月19日~24日までです。

プレゼントもあります。
来てくれた方が投票してくれた作品を・・・賞とします。
その作品を投票してくれた方達の中から抽選で1名の方を選び、協会からサンドブ
ラスト彫刻作品をプレゼントします。

と いうような事もやりますので、楽しみにしていて下さい。

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2008/04/26 16:56

 

やはり、お客さんが・・・でした。

今まで何年も土曜・日曜しか開催していなかったガラス市なので、さすがに今日は
写真のような状態です。
普通は、この真ん中の通路は人であふれていますが?今日この状態でした。
ただ不思議に売り上げはカッコウがついたので、明日から期待が持てます。
まだまだ土曜・日曜と開催していますので、ガラスに興味のある方、好きな方は、ぜひ・・・お待ちしています。


午後はこんな感じでした。
本番は明日からなので頑張ります。



ウチのブースです。
この辺りは被せガラスのコーナーです。



透きガラスのコーナー、作品の制作者はウチのS先生です。
向こうに見えるのは、カットガラスを販売している隣のブースです。



ここも透きガラスの作品が多いですね、制作者はM先生です。



本当に・・・ですね。



右側も・・・です。
明日の写真を見てもらえば、ガラス市本来の姿が見えます。
次回の写真を楽しみにしていて下さい。

明日も朝が早いので、今日はこの辺で終わります。

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2008/04/26 16:54

 

今年も秋の”すみだガラス市”が近づきました。


今回で15周年です。でっ何かあるのか!と言いますと・・・ひとつだけ、いつものガラ
ス市と大きな違いがあります。
開催期間が5日(金)・6日(土)・7日(日)の3日間になりました。
(ここ何年も土・日の2日間開催でした)

ここだけの話ですが、15週年の記念と、3日間開催とは関係ありません。
では、なぜ3日間開催になったのか! ガラス業界の人は知っている人もいるかと
思いますが、これから書く事はナイショですよ、あまり大きな声で言わないで下さい。

平日の昼のTV番組で、おもいっきりテレビと言いう番組がありましたが、知ってい
ますか?あの、みのもんたさんの番組です。
それが5日(金)に生中継でお昼に来る予定でしたが・・・半年以上前に内定された
そうですが、あの番組が9月で終了してしまうそうです。
と言うことで、TV放送がなくなり・・・。
番組自体が終わってしまうので・・・3日間は・・・初日は・・・雨でも降って寒いガラス
市になりそうですね、秋はさみしいです。

皆さん、ウチのブースのスタッフは、きっとヒマしていると思いますので、遊びに来
てください。できたら、温かい物でも持って・・・何もいりませんから、話でもしに来て
ください。 生のガラス市情報(安くて良い物)を教えてあげますよ。


出展者配置図

あっ・・・ ここの読者の皆さんは、ガラス市が、どういうものか知らないんですよね
東京の墨田区主宰のイベントで、春と秋の2回下町のガラス屋さん達が出店
する、ガラスの販売会です。
普段は販売をしていない生地メーカーとか、伝統工芸品の江戸切子、理化学系の
ガラス器、もちろんサンドブラスト彫刻品(ウチのブース)も販売しています。
東部硝子工業会のガラス市実施委員会と言う、長い名前の会が運営しています。
詳しくはhttp://www.tobu-glass.or.jp/を見てください。




搬入前の風景です。
(この写真は4月のガラス市のものです。)
テント一つ一つが各社のブースになり、上に書いたように、江戸切子、ビン協会、サ
ンドブラスト彫刻、理化学系、生地メーカ、ガラス器製造メーカー、問屋さん等色々
なガラス関係の会社、団体が国産のガラスを販売します。

販売風景です。





色々な掘り出し物がありますので、ガラスが好きな人や、この業界の人には絶対
におすすめのイベントです。
サンドブラストや切子の生地を買いに来る作家さんは、大阪あたりからも仕入れに
来るというガラス市です。
ウチのブース(彫刻硝子ワタベ)に来てもらえれば、お得な情報を教えますので、
ぜひ来てください。
サンドブラスト彫刻の作品も大量に展示していますので、質問や疑問にも答える事
ができます。

今日は、ガラス市情報でした。
次回は‘沈め彫り’の作品紹介を続けます。

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